
はじめまして、ハサナ「Hasnah」です。インドネシアのガジャ・マダ大学「Universitas Gadjah Mada」で哲学を学んだ後、2022年から日本に拠点を移し、東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 アートプロデュース専攻にて修士課程を修了しました。現在は、絵画やクラフトを中心に多角的な表現を追求するアーティストとして活動しています。
私にとってアートとは、単なる自己表現の手段ではありません。それは、世界を問い直し、省察し、理解するためのひとつの「手法」です。哲学的な視点と、日本での日々の暮らし、そして母国インドネシアのアイデンティティ。これらが混ざり合い、私の創作の源泉となっています。
日々の制作を記録する中で気づいたのは、アートには必ずしも言葉が必要ないということです。言葉にできない感情や記憶、心の奥底にある思考は、色や形を通して静かに伝わっていくものだと信じています。
絵画、コラージュ、そして手仕事による造形。 それらを通して私が表現したいのは、ともすれば見過ごされてしまいそうな、日々のささやかな瞬間や心の揺らぎです。完成図をあらかじめ決めるのではなく、素材や色彩との対話を楽しむように、直感を大切にしながら筆を動かしています。
この場所は、私のこれまでの歩みを、手触りのある親密な形で分かち合うための空間です。 完璧を求めることよりも、今、この瞬間に「在る」こと。 完成と未完成のあいだ、あるいは曖昧で繊細な「余白」のような場所に、私は惹かれます。そうした場所でこそ、作品、そして見てくださる方々との深い繋がりを感じることができるからです。
表現の探求に終わりはありません。 描き、つくることは、自分自身や他者と繋がり、好奇心を持ち続けるための終わりのない旅のようなものです。
私の作品に宿した想いが、皆さまの心にそっと届くことを願っています。
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With Love,
Hasnah